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めざせ花子とアン! 英語 翻訳家になる [花子とアン]

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めざせ花子とアン! 英語 翻訳家になる



翻訳家の英語 学習



2014年6月に第25回英日・日英翻訳国際会議が東京ビッグサイトで開催され、現役の通訳・翻訳者はもちろん、通訳・翻訳を目指す人たちも訪れ、入場者数は例年の2倍と大盛況。中でも多くの聴衆を集めたのが村岡恵理さんによる基調講演であった。




祖母である翻訳者・村岡花子(1893~1968年)が、日本の子供たちに届けたい一心で打ち込んだ
『赤毛のアン』の翻訳にまつわるエピソードや、花子の起伏に富んだ人生が語られた。

恵理さんは「『花子とアン』の場面で、花子が英語の辞書を漬け物石の代わりに使っていたシーンですが、祖母は、辞書を宝物のように扱っていたので、漬け物石として使うなんてことはなかったと思います」といい、さらに、花子がワイン(葡萄酒)を大量に飲んで酔っ払ってしまう場面については、「酔いつぶれるまでお酒を飲んだことはなかったでしょう。きっと、甲府ワインを広めるための番組制作者側の意図だったのでは?ないでしょうか」と言い切り、会場から笑いを取っていたという。

出版翻訳家とは



 「花子とアン」のモデルとなった村岡花子さんのように出版翻訳者になるには、
出版社から直接依頼されるように、仕事を得るためのコネクションを持つことが必須となる。

翻訳学校の生徒であれば、講師となるプロの翻訳家などから紹介してもらうとか、
出版社主催の翻訳のコンテスト等で優秀な成績を収め翻訳家デビューするなどの方法もあるが、
先ずは、プロの翻訳家などについて下翻訳者(影武者)として修行をするのも一つか。

 英語の資質は当然必要だが、ロジカルな日本語力も必要。
英語が得意であるため、翻訳家を志望する人は多いが、実は日本語の文章力や
読解力、語彙力、論理構成力が必要となります。

 なぜなら、読者は外国の物語や小説を読みたいのですから、原文の翻訳を
読者に意識させずに、自然にその世界感へ引き込むだけの母国語力が必要になる
ということです。

 また、専門知識やリサーチ力も翻訳者として必要な資質になります。
生活、文化、習慣、地域、時代背景の違いなどから、同じ単語でも
使い方、使われ方が異なるため、不明な点は、ディテールにまでこだわって
読者に説明責任を果たすという姿勢も大事になります。花子が英英辞典にこだわった
のもこうした背景があります。

 翻訳家として認知されるのは簡単ではないと思います。そもそも翻訳家として
大成するには、知見や人生経験も必要となるため、20代や30代では駆け出しで、
40~50代になっても自分自身を成長させて行く必要があるわけですが、一方で、
自分の成長にあわせて長く継続できる仕事です。

 一流の翻訳家になるには、一流の翻訳家の書いた書籍を読んだりその人の近くで
さまざまなノウハウヤや経験の下積みをすることも出てくるでしょう。印税生活が
出来るようになるまでの間は、自分の生活費や勉強代は自分で稼ぐという心づもりも
必要になる場合がありますね。

英語 翻訳家になる 資格はあるか



 現在、翻訳者になるための公的な資格というものは、ありません。

 また、日本には、翻訳学科を備えている総合大学は今のところありません。

 このため、翻訳家になるには次のような方法で翻訳技術を学ぶのが一般的です。

英語 翻訳家になる翻訳能力を身につけるには


(1)通信講座で独学

仕事をしながら翻訳者を目指す人など、学校に通うのが難しい場合は通信講座が有効です。

料金は、コースにもよりますが、半年で6~10万円、年間12~20万円が相場。
通信講座を開講している会社は、翻訳会社との契約があるか、独自に出版部門を有する
会社が多いので、通信コース修了時点で、成績優秀者には仕事を紹介してもらえる場合もあります。

(2)翻訳学校で勉強する

翻訳学校における授業のイメージは、基本的に次のような構成になっています。

① 課された「翻訳課題」を翌週までに仕上げて提出。

② 受講生全員の訳文、または優秀な受講生が訳した模範解答が全員に配布され、
 各自が、その訳と自身の訳の差分を次週までに検討する。

③ その後、授業で特定の人の訳について全員で比較・検証する。
 最後に講師が講評し、見本の訳を配付して一つの課題の授業を終了する。

 というのが基本的な1クールの流れとなる。

「出版翻訳」の場合は、1つの作品を通して訳していく。

「産業翻訳」の場合は、さまざまな分野・ジャンンルの文章を翻訳して対応力を
つけるようにするところもあれば、自分が目指す特定の専門分野に絞って、
その専門分野の基礎知識を学んでから翻訳を学ぶというスタイルの学校もある。

多くの学校は、専門翻訳コースに分かれているが、翻訳一般コースを設けている学校もあるので
、自分が専門分野を絞り切れない場合は、一般コースから入るのがオススメ。

翻訳学校の多くは6ヶ月を1期としている。1期~2期である程度、自分の実力の展望と見極めを
つけるべきとという厳しい翻訳学校関係者もいるのは事実であり、長く学べば芽がでる(センス
が急によくなる)というものでもなさそうだ。

授業料は、各学校やコースにもよりけりだが、平均的には1期(6ヶ月)で約20~25万円(入学
金込み)と通信講座の倍額となっているようです。


こちらも在学中の成績が優秀だと認められると、講師であるプロの翻訳家から下訳やリーディン
グの仕事を紹介されたりする場合がある。その仕事の出来次第では出版社に紹介してもらえる等
、コネクションを繋げる可能性もあるのだ。そこで編集者とコネができれば、
翻訳の仕事をもらえるようになる。

学校を選ぶ際には、学校側が提供する翻訳のカリキュラムの中に、自分が望む専門分野の翻訳が
しっかり学べる状況かとか、どんな翻訳家が講師をしているかなどを十分に調査した上で学校を
選ぶことが重要ですね。

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英語 翻訳家 職種と収入



■ 実務翻訳

 翻訳業界全体の仕事量の約90%を占めると言われている。産業翻訳やビジネス翻訳ともいわれ
、コンピュータや電機・医療など、テクニカルな分野で必要とされる翻訳。契約書やマニュアル
などの日英、英日の翻訳では、その分野の専門知識も求められる。

一旦ある専門分野の翻訳者として高く評価されれば、その分野の仕事が回って来るようになり、
安定した収入を得やすい。

(収入)原文の文字数などによるが、英文和訳400字(A41枚程度)で1300~2500円が相場。
    専門領域と相応の実力がある場合は、月収100万円という場合もある。


■ 出版翻訳

 文芸翻訳とも呼ばれ、小説、絵本から雑誌、ビジネス書まで、あらゆる出版物を翻訳する。
翻訳者の技術だけでなく、スラングや流行語、比喩、シャレなども広く理解していなければならない。

また、誤訳をしないためにも、社会背景や、文化、慣習、歴史などの知識に精通している必要がある。
最も文才が問われるのもこの分野。

(収入)本の定価の約3~8%が印税となりますので、それに実売部数あるいは実売予想部数をか
けた数字が印税収入となります。ただし、新人翻訳家の場合は、印税ではなく、出版社における
原稿買い取りという形式が多いです。

例)定価2,000円/冊 印税率3%、実売予想部数5000部の場合、
  印税収入は、2,000円 × 0.03 ×5,000 =300,000円 と試算されます。

■ 放送・映像翻訳
メディア翻訳とも呼ばれる。テレビのニュースやドキュメンタリー番組の字幕のほか、映画やビ
デオの字幕や、日本語吹き替えの原稿の元翻訳を作ったりする。ニュース字幕の場合は、国際情
勢や政治経済の知識が必要となるため、常に新聞やテレビなどから情報収集をすることが不可欠
。映画などの翻訳では、正しい翻訳はもちろんのこと、登場人物の感情やシチュエーションにふ
さわしい翻訳をする必要があり、臨機応変さが重要になってくる。字幕の場合は、文字制限など
さまざまなテクニックが必要なので、字幕翻訳の専門家が活躍している。

(収入)映画1本の翻訳料が40万~50万円。
    デジタル衛生放送などの分野では、1時間番組の翻訳が約4万~6万円です。

■ その他

洋楽CDの対訳、マンガの翻訳、演劇や戯曲の台本の翻訳、料理レシピの翻訳など、対象はさまざま。
マンガや演劇の台本などであれば話し言葉についての語学力、
洋楽CDの対訳であれば、語学力だけでなく、歌詞が含んでる詩的なものや隠語を理解する感性、
そして個々のアーティストの楽曲の特徴に対する知識も必要とされる。

英語 翻訳家 求人 仕事はどうやって見つける?


これは、翻訳家としての基礎知識をマスターし、あるていどの実力がついた後の
ことになります。

(1)翻訳コンテストにエントリーして、優秀な成績で目立つ

翻訳コンテストで入賞すれば、出版業界に名前をアピールする(売る)ことができるので、仕事
をもらえるチャンスがぐんと広がる。現役トップクラスの翻訳家の中には、コンテスト入賞を機に
翻訳家デビューした人もいます。

主な翻訳コンテストとしては、次の様なものがあります。

アメリア翻訳家コンテスト


アメリア翻訳トライアスロン


DHC翻訳新人賞

しずおか世界翻訳コンクール

いたばし国際絵本翻訳大賞

山形県「遊学館」外国語絵本翻訳コンクール


(2)翻訳・出版業界で仕事をする
編集・ライターなどの仕事をして、業界内の事情を勉強しつつ、文章もブラッシュアップできる。
また、編集者や翻訳者とのコネクションや知合いができるので、仕事を依頼されるチャンスが
アップする。もちろん、即戦力(翻訳力がある)ことが前提。


(3)翻訳会社のトライアル(採用試験)を受ける

翻訳が必要な人に、フリー翻訳者を紹介・仲介する翻訳会社に連絡をして、トライアルと呼ばれ
る採用試験(数百ワード程度の英文和訳、あるいは和文英訳)を受ける。求められる水準をクリ
アしていれば、その会社の翻訳者メンバーリストに加えられ、仕事が貰えるようになる。


翻訳家 英語力


TOEICの点数は最低800点を目安として、900点以上、英検1級クリアを目標にする。

翻訳したい分野の基礎知識、専門知識、応用知識、語彙などの勉強も重要に
なりますので、何の翻訳家を目指すかによって目標設定も変ってくると思ます。

また、上記にもあるとおり、英語力以外にも、日本語力、専門知識、リサーチ力などの
ほかコミュニケーション力、マネジメント力等の総合的な力も一部求められますので、
自己研鑚に励みましょう。





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